産業用X線CTスキャナ模型

nanotom m
  • 幅2mの装置を1/10スケールで模型化

    展示会での説明や商談の場では、装置をそのまま持ち込むことが難しい場合があります。そのような場面で、実機の構造や特徴を直感的に伝える手段として有効なのがミニチュア模型です。
    本事例では、当社CT事業で使用しているナノフォーカスCTスキャナnanotom mをモチーフに、展示会向けのミニチュア模型を製作しました。
    模型は外観だけでなく内部構造も再現し、さらにLED照明を組み込むことで内部が視覚的に分かる仕様としています。

    幅2mの装置を1/10スケールで模型化

    本模型は、塗装や組立作業を考慮し、全体を約30パーツに分割して設計しました。
    造形には熱溶融積層造形(FDM)光造形(DLP方式) の2種類の3Dプリント技術を組み合わせています。外装部分は平面やエッジが多く、比較的大型のパーツとなるため、平面の造形が得意なFDM方式を採用しました。
    一方、内部の細かな意匠や複雑な状の部品については、より高精細な再現が可能なDLP方式で造形しています。部位ごとに適した造形方式を使い分けることで、造形コストと品質の両立を図りました。

    LED照明の実装

    また、本模型は展示用途での視覚的な演出も考慮し、装置内部にLEDモジュールを組み込む構造としています。そのためモデリングの段階から、LEDの取り付け位置や配線経路、固定スペースなどをあらかじめ設計に反映させました。配線用の穴や固定構造を設けておくことで、造形後の組立や配線作業をスムーズに行えるよう配慮しています。
    造形後は、研磨や下地処理、塗装などの仕上げ工程を行い、展示用途に適した外観へと仕上げました。装置名などの文字要素についてはカッティングシートを使用し、実機の外観に近い印象となるよう細部まで配慮しています。

    写真やイラストからでも対応

    ミニチュア模型の製作においては、必ずしも3D設計データが必要というわけではありません。当社では写真や図面、カタログなどの資料をもとに3Dモデリングを行い、模型の製作まで対応することが可能です。
    展示会用の装置模型や製品模型、内部構造を見せるカットモデルなど、用途に応じた模型製作のご相談にも対応しています。