工法概要
| 工法 | 砂型3Dプリント / 砂型鋳造 |
|---|---|
| 積層ピッチ | 0.15mm |
| 使用装置 | ExOne S-Print |
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大型鋳造への対応
全高800mmというサイズは、砂型を一体造形できる範囲を超えているため、砂型を複数のパーツに分割して造形し、組み合わせて鋳造する形式を採用しました。分割にあたっては、鋳造後のパーティングライン(型の合わせ目)が最終仕上がりに影響しないよう、分割位置とラインの目立ち方を慎重に検討。鋳型製作の効率と、最終品質としての美観を両立させる分割設計としています。
オブジェ部分の製法
まず、オブジェの3Dデータをもとに、砂型を複数パーツに分割して砂型3Dプリンタで造形しました。分割した砂型を組み合わせて完成させた鋳型に、溶かしたアルミ合金を注ぎ込んで鋳造を行い、冷却後に取り出します。鋳造直後の鋳物は、砂型のパーティングラインや湯道・湯口の跡が残った状態のため、これらを手作業で仕上げ、表面を滑らかに整えました。
最終仕上げには、ブラスト処理を2段階で実施しています。まず投射材に人工珪砂を用いたサンドブラストで、表面のミクロな凹凸と質感を整え、その後、鉄系の投射材によるショットブラストで表面に均一な質感と適度な光沢感を与えました。この2段階の処理により、鋳物ならではの重厚感と、造形物としての美しさを両立させています。

まとめ
砂型3Dプリンタを活用することで、従来の砂型鋳造では難易度の高かった大型・複雑形状の造形物を、高い品質で製作することが可能となりました。
全高800mmという大型サイズも、砂型を分割して造形するアプローチと、細部にこだわった仕上げ工程により、鋳造物としての完成度を確保しています。
JMCでは、砂型3Dプリンタと鋳造・仕上げ工程を組み合わせた、大型・複雑形状の鋳造物にも幅広く対応しております。
アート作品やモニュメント、記念物、機能部品の試作まで、鋳造にまつわるさまざまなご相談にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。