ネジ加工(メス)

モデルにネジ(メス)が必要な場合、大きく分けて3通りの作製方法があります。

粉末焼結造形品にインサートナットを圧入
インサートナット圧入/接着
光造形品にタップ加工
タップ(ネジきり)加工
光造形品のねじ形状を造形
ネジ(メス)を造形する方法

1.インサートナット圧入/接着

3Dデータ上でインサートナットの下穴のみ作製し、後加工でインサートナットを圧入または接着する方法。

  • メリット

    真鍮(しんちゅう)などの金属製インサートナットを用いることが多く、ねじ部の強度が上がります。

    造形の寸法誤差を考慮せずに作成が可能です。精度はインサートナットの加工精度に依存します。

  • デメリット

    特殊なネジの場合、インサートナットの調達にコスト・納期がかかる場合があります。

    インサートナットはネジ穴よりも1回り大きいため、形状によってはインサートナットがモデルからはみ出てしまいます。インサートナットのスペースが確保できるよう設計変更を依頼する場合があります。

2.タップ(ネジきり)加工

3Dデータ上ではネジの下穴のみ作製し、後加工でタップ(ネジきり)加工を行う方法。

  • メリット

    1.と比べ小スペースでネジ穴が作れるため、より最終製品に近い形状の作製が可能です。

    ネジ部分の3Dデータ作成が不要です。

    造形の寸法誤差を考慮せずに加工可能です。精度は工具による加工精度に依存します。

  • デメリット

    特殊なネジの場合、工具の調達にコスト・納期がかかる場合があります。

    強度のない光造形などの場合、加工時や使用時に破損する場合があります。

3.ネジ(メス)を造形する方法

規格にない特殊ネジの場合でも作製が可能です。

  • メリット

    規格にない特殊ネジの場合でも作製が可能です。

    造形の寸法誤差を考慮せずに作成が可能です。精度はインサートナットの加工精度に依存します。

  • デメリット

    強度の弱い光造形などの場合、使用時に破損する場合があります。

    ネジピッチが小さい場合、ネジ山が再現さないかネジとして機能しない可能性があります。ピッチ0.5mm以下の場合は作製不可の場合があります。

    造形による寸法誤差を考慮して、3Dデータ上でクリアランス(隙間)を大きめに設定する場合があります。そのため、勘合がゆるい(がたつく)ことがあります。

ネジ加工(オス)

モデルにネジ(オス)が必要な場合、大きく分けて2通りの作製方法があります。

光造形品にダイス加工
ダイス(ネジきり)加工
インクジェット方式でネジ形状を造形
ネジ(オス)を造形する方法

1.ダイス(ネジきり)加工

3Dデータ上ではネジの下径でのみ作成し、後加工でダイス(ネジきり)加工を行う方法。

  • メリット

    ネジ部分の3Dデータ作成が不要です。

    造形の寸法誤差を考慮せずに作成が可能です。精度は工具による加工精度に依存します。

  • デメリット

    特殊なネジの場合、工具の調達にコスト・納期がかかる場合があります。

    強度のない光造形などの場合、加工時や使用時に破損する場合があります。

2.ネジ(オス)を造形する方法

ネジ(オス)を3Dデータ上で作成し、それを出力して作製する方法。

  • メリット

    規格にない特殊ネジの場合でも作製が可能です。

  • デメリット

    強度の弱い光造形などの場合、使用時に破損する場合があります。

    ネジピッチが小さい場合、ネジ山が再現されないかネジとして機能しない可能性があります。ピッチ0.5mm以下の場合は作製不可の場合があります。

    造形による寸法誤差を考慮して、3Dデータ上でクリアランス(隙間)を大きめに設定する場合があります。そのため、勘合がゆるい(がたつく)ことがあります。

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