顎変形症への3Dプリンターの活用

顎変形症への3Dプリンターの活用

3Dプリンターで造形したモデルを顎変形症の術前シミュレーションに使用。
患者さまご本人から断層データを取得し造形することで、実際の状態に即したモデルを造形。

工法概要

【データ編集】

使用ソフト mimics・magics

【3Dプリント】

工法 光造形方式
樹脂 TSR-883(シーメット株式会社製 エポキシ樹脂)
積層ピッチ 0.15mm
追加処理 外側:段差除去
リードタイム 3日

JMCのソリューション

  • 顎変形症への3Dプリンターの活用

    顎変形症とは顎の骨の形状や大きさなど複数の要因により、かみ合わせに異常をきたし顔面が変形してしまう状態をさします。 食べものを噛むことで痛みを感じるようになり、痛みをさけるために片方の歯で噛み続けてしまいます。片方の顎に負荷がかたよることによって骨が変形してしまいます。症状が悪化すると、日常の会話にも支障をきたす場合があります。 このように、顎の骨が変形してしまい、歯列矯正だけでは治らない噛みあわせの症状を外科手術と組み合わせることにより改善することができます。

    顎変形症への3Dプリンターの活用

    術前におこなわれるシミュレーションに使われるのが3Dプリンターで造形したモデルです。近年、CT装置の普及と撮影技術の進歩により3Dプリンターで出力した模型によるモデルサージェリーが多く行われるようになりました。
    (下顎の骨切り術、上顎骨骨切り術、オトガイ形成術)

  • モデルサージェリーとは

    患者さまの術前をCT撮影断層画像を3Dデータ化3Dデータを3Dプリンターで造形

    患者さまの術前をCT撮影し、断層画像を3Dデータ化します。その3Dデータを3Dプリンターで造形し、手術前にシミュレーションすることをモデルサージェリーと言います。患者さまご本人から断層データを取得し造形することで、実際の状態に即したモデルが造形できます。

  • CT撮影から3Dプリンター出力まで

    DICOMデータをmimicsに読み込み
    3Dデータへ編集