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ソフビ(ソフトビニール)玩具のような柔らかい質感を、3Dプリンタの軟質レジン素材を活用して表現したフィギュア製作の事例をご紹介します。従来のソフビ製造では対応が難しかった個別カスタムや短納期のニーズに、3Dプリンタならではの柔軟性で応えるアプローチとして仕上げました。
フィギュアの概要
今回製作したのは、キャラクターフィギュアです。硬質レジンによる従来の3Dプリントフィギュアとは異なり、実際に手で触れたときに「ソフビ玩具ならではのしなやかさ」を感じられる仕上がりを目指しました。造形物としての完成度と、玩具のような親しみやすい質感の両立が、本事例のポイントです。
軟質材料
今回使用した材料は、従来の一般的なレジンに比べて硬度が低く、しなやかで割れにくい性質を持ち、指で軽く押すとわずかに変形するような、ソフビ玩具に近い触感を再現できるのが特徴です。
従来、ソフビ玩具は金属製の金型を用いた回転成形などで製造されるため、初期コストが高く、少量生産や試作には向いていませんでした。一方、3Dプリント製作であれば、金型を必要とせず、1体からの製作にも柔軟に対応可能です。
フィギュアの製法
まず、キャラクターの3Dデータをもとに、印刷しやすさや塗装工程を考慮したパーツ分割の設計を行いました。パーツごとに、光造形(DLP)3Dプリンタで軟質レジンを用いた造形を実施し、造形後は洗浄・二次硬化を経て、素地の状態を整えます。
その後、塗装工程では、素材の柔軟性に合わせた塗料を選定しました。パーツごとの組み立て・接合においても、素材のしなやかさを損なわない工程で仕上げています。
まとめ
本工法を活用することで、これまで少ロット・個別対応が難しかったソフビ質感のフィギュアも、3Dプリンタによる柔軟な製作フローで対応可能となりました。硬質レジンでは表現できなかった「触感」も含めた造形物の価値提供が、本事例の大きな特徴です。
JMCでは、フィギュア・グッズ・プロトタイプなど、幅広い用途で最適な3Dプリント素材のご提案が可能です。ソフビに限らず、透明レジン、フルカラー、ラバーライク素材などのご相談にもお応えいたしますので、質感や生産条件に応じた造形をお考えの際は、お気軽にお問い合わせください。
ソフビ質感を再現したフィギュア試作