試作の段階とその工法

試作の段階によって試作品に求められるニーズは様々です。そのニーズに合わせた3Dプリンターの使い方があります。

試作品で様々な検証を行う 試作品で様々な検証を行う

意匠確認

新製品のデザインを考える場合、データ上のみで確認や比較検討を行うことは可能です。しかし、実際に形にすることで、より多くの要素を検証することが可能です。特に手にとって使用する製品の場合、その使用感は大きな検討要素であり、データ上では分かりにくいものです。この段階で求められるものの多くは外観のみの試作品ですが、その作製に3Dプリンターが用いられることがあります。精度や強度の要求されないこの段階では、光造形や粉末固着(石膏)造形などのコスト・納期にメリットのある工法が選ばれます。

設計確認

機構の設計を行い、組み合わせの確認に3Dプリンターが使われることがあります。部品数が多い場合や、組立てが複雑な場合、データ上だけでなく実際に形にして検証した方が有効な場合があります。このような場合、精度にメリットのある光造形や、強度にメリットのある粉末焼結(ナイロン)造形が選ばれます。

実機試験

実際に他部品の組み付けを行い、動作の確認を行います。このような場合、精度にメリットのある光造形や、強度にメリットのある粉末焼結(ナイロン)造形が選ばれます。

製造管理

製品を組み立てるのにどれくらいの工数がかかるかを検証するために、試作品を作製する場合があります。場合によっては作業性などを検証し、組立ての順番などを考慮して設計を変更することがあります。このような場合、強度にメリットのある粉末焼結(ナイロン)造形や真空注型などが、選ばれます。

モックアップ

新製品の開発段階で、その製品の市場調査あるいは広告・宣伝のためにモックアップを製作することがあります。光造形や粉末焼結(ナイロン)造形、真空注型などで作製された試作品に塗装を行い、製品に近い外観に仕上げます。

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